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全国ルーキーリーグ

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約6分

高校1年生(ルーキー)を応援するということ

九州、四国、関西、東海、関東の5地域で開催されているルーキーリーグを
それぞれのサイトで運営する。

そんなプロジェクトが始まったのは
2018年10月だった。
開幕は2019年4月末。
ルーキーリーグの参加校は
5地域合わせて90校にのぼる。

ルーキーリーグU-16の「ルーキー」とは
高校に入学したばかりの1年生のことを指している。

ルーキーリーグU-16に参加できるのは
各地域の強豪校だけである。
その地域の高校サッカーを背負い、
全国で戦う可能性がある選手たちに
高校1年生の時からふんだんに
公式戦同様の緊張感を持った試合機会を与える。
そんな志をもって運営されているリーグ戦だ。

ルーキーリーグのメリットは
指導者・生徒の両方にある。
指導者にとってのメリットは
1年生の5月という早い段階から
たくさんの試合を通して
選手のタレントが見いだせ、引き出せるところ。
生徒にとってのメリットは
バチバチのガチンコ勝負の中でアピールする機会が増えること。
真剣勝負の試合を数多くこなすことで
成長期の選手たちはメキメキと実力をつける。

ルーキーたちを応援することは、
3年後のその地域のサッカーを応援することだ。

「盛り上げたい。」
その一心で準備を進めた。

ルーキーリーグを盛り上げる意味

ルーキーリーグU-16に参加するということは
将来の地域の代表選手を目指すということだ。

注目されることに慣れ、
活躍を取り上げられることにも
期待されることにも慣れなければいけない。

チームそれぞれにスポットを当てやすいサイト構成、
選手一人ひとりの情報量をいかに盛り込めるか。
リーグ戦を盛り上げ、参加チームや選手に最大限のメリットを与える、というのがこのサイトの使命だ。

チーム側にも情報開示の重要性を理解してもらう必要がある。
そこをいかにクリアしていくのか、社内で何回も議論を重ねた。

遠く離れた会場で行われている試合結果をどこよりも速く、正確にサイトアップするにはどうしたらいいのか?
これも難問である。

様々なアイディアを持ち寄り、試してみた結果
指導者のLINEグループから試合結果を共有してもらい、社内のサイト反映チームが即座に対応する。
これが現在の最適解だという結論に至った。
これまでのメディア運営のノウハウを進化させ、遠隔地での試合結果を正確にかつ最速でサイトアップする体制にたどり着いた瞬間だった。

「全部の高校を取材しよう」

サイト作りと並行して行われたのが
全国の参加校に取材に行くこと。

強豪校と呼ばれる学校は
強豪の理由を持っているはず。
サッカーに関わる人間は、少なからずそこに興味がある。
強豪の強豪たるゆえんを知ることは
その学校を深く理解することにもなり、サイトの情報の質が高まる。

学校の魅力を発信することができたら
その地域の中学生の進路の指針になる。

チーム側にとっては良い選手を集めることにつながる。

こうして九州から関東に及ぶ全校取材は始まった。
現地に足を運ぶと、メールや電話のやり取りでは見えないところも見えてきた。

学校の立地条件。
地域に寄せる思い。
指導者と選手たちの雰囲気。
強豪なのにそんな苦労を?と言いたくなるような話も聞くことができた。

おりしも入試・卒業・入学シーズンと
学校で一番忙しい時期に重なった取材。
各校の指導者は熱い気持ちで応えてくれた。

1リーグ平均20校。
この数だけのドラマがある。
それを逃さないように。
ルーキーリーグのサイトの準備は急ピッチで進められた。

開幕しただけでは終わらせない

4月末オープンのリーグだが
ルーキー(高校新入生)ならではの問題点もある。
「各校の紹介ページ作成時点でまだ選手が入学してきていない」ことだ。

春休みは、各チーム遠征まっさかり。
監督やルーキーリーグ担当コーチも本拠地を離れて遠征先にいる日が多い。
連日、緊迫した試合を重ねる監督やコーチの手を煩わせるのも心苦しく
電話一つにもタイミングを伺う。
先方からのメールの返信時間を見ると、深夜であることもザラ。
監督、コーチも多忙な中で精いっぱい対応してくれていることが伝わってくる。

公立高校、私立高校で入部の手続きや時期が異なる。
開幕直前にならないと入部者の氏名すらわからないというケースもあるのだ。
しかし、できれば選手全員の情報を開幕までにサイトアップして、気持ちよく開幕を迎えさせてあげたいという葛藤。
時間とのせめぎ合いが続いた。

監督やコーチも忙しい中、メールやLINEを駆使して遠征先から情報を送ってくれる。
こちらも行けるところはできる限りのスケジュール調整をして出向いた。
関西から四国へ、そしてまた関東へ・・・
取材者は1週間以上家に帰らないという日々も続いた1か月だった。

しかし、どうしてもスケジュールが合わずに直接取材が出来ないチームもあった。
それらのチームには、動画を撮って送ってもらうという形で協力を仰いだ。
学校の先生でもあり、チームの監督やコーチでもある。
多忙を極める毎日でありながら、皆さん快く引き受けてくれた。
「ルーキーリーグを盛り上げるためなら」「選手のためになるなら」という監督やコーチの熱い想いを感じ、胸を打たれる出来事だった。

そうこうして、ようやく漕ぎつけた開幕戦。
社内にも緊張がみなぎる。
多い日では20試合が各地の会場で行われている。
果たして、試合終了後スムーズに結果を送ってもらえるのだろうか。
もしも、結果が集まらなかったらどうするのか?
事前にシュミレーションを重ねた。

しかし、その不安は杞憂に終わった。
現地では、責任校となったチームの監督やコーチが選手の写真と共に、試合結果を送ってくれる。
それを社内のサイト反映チームが即座にサイトアップ。
全ての結果を無事に世の中に送り出せた時に感じたのは、遠く離れた試合会場との一体感。
私たちはオフィスの中で試合会場と共に、戦っている。

これからも毎週末ある試合に
全国各地でドラマが生まれていくだろう。
1年間のその先にあるものを
私たちもチームと一緒に追いかけたいと思っている。

 

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