こんにちは!
事業戦略部/統括副編集長の江原です!
2020年は新型コロナウィルス禍の影響を受け、プロスポーツチームですらスポンサー企業の契約延長が難しいケースも出てくるのではと懸念されている中で、アマチュアスポーツチームでありながらも、次々とスポンサー候補の企業とのご縁を作り出している監督もいらっしゃいます。
今回は弊社のチームホームページ制作・運営クライアント様である京都橘高校サッカー部の米澤監督のお話を元に、スポンサーが次々見つかる指導者は何が違うのか、どんなことを考えて実行しているのか、検証してみたいと思います。
企業に何を「give」できるのか考えている
スポンサーを見つけられる指導者さんの一つ目の特徴は、まずチーム(指導者)の側から企業に「うちのチームはこんな協力ができますよ」と協力できることを探して、提示しています。
例えば、成長促進サプリメントを製造する会社であれば
「うちのチームで試供品配りましょうか?」
「食育講座を開いて、保護者にアプローチする場を提供しましょうか?」
といった感じです。
高校サッカー界でも積極的にスポンサーを募り、ユニフォームにスポンサー名を掲げている京都橘高校サッカー部は、弊社でホームページを制作・運営サポートさせていただいていますが、次々とスポンサー候補の企業さんを見つけていらっしゃいます。
その数2ヶ月で5社(うち3社がスポンサーに決定)。
なぜこんなにスポンサー企業さんを見つけられるのですか?と米澤監督にお話を伺ったところ、こうしたお話を聞かせていただきました。
「整骨院をやっている方がいて、日頃は高齢者の方の来院が多いけれど、若いアスリートの怪我のサポートなども経験を積みたいと言っているのを聞きましたので、『だったらうちに来て、経験を積まれてはどうですか?』と提案しました。その方にとってもプラスになりますし、来ていただくうちにとっても大変ありがたい。サッカー部のホームページにうちをサポートしているということで整骨院のバナーを載せれば広告宣伝にもなる。どちらにとってもメリットがありますよね」
このように「先方の困っていること」「できたらいいなぁと思っていること」に対して「うちなら何ができるか」を常に考えて、接していらっしゃるそうです。
この他にも米澤監督は、企業の方に別の企業の方を紹介してご縁を繋ぐことも積極的にされているそうです。
企業にとっては、なかなか入り込むことのできないところへの、繋がりができるので大変喜ばれるそうです。
「良いサプリメントの会社があって、うちのチームでも飲み始めました。本当に良い商品なので、他のチームの指導者さんにお勧めしたりもしていますよ。」(米澤監督)
これも「相手に何かgive(ギブ)できることは無いか」ということを常に意識していらっしゃるからこそできること。
企業側としても、急に「スポンサーになってくれませんか?」と言われても、はいわかりました、とすぐに検討しようとすることは大変可能性の低いことです。
まずはチーム側もその企業にとって役立つことを提供する、協力する気持ちがある、お互いにメリットがあるように協働する気持ちがある、というところを実際に行動で見せ、関係性を作ることが肝心です。
企業側も数多くのチームの中から支援をするチームを「選ぶ」わけですから、少しでも自分たちにメリットのあるチームを選びたいという心理が働きます。
「企業とチームが一緒に協力しながら発展していきましょう」
そういう未来をこの人となら描けそうだ、という信頼を勝ち得るために、まずは「自分たちは相手企業のために何ができるか」それを意識すると良いのではないでしょうか。
米澤監督は、
「(こうしたスポンサー企業さんを見つけるような活動で)本業に支障が出ては絶対にいけないと思っています。そこは本末転倒にならないようにしている。」
とおっしゃっていました。
チームにスポンサーがつくと、それに付随して事務作業も増えます。
金額の取り決めや、バナーの掲示プランの作成、契約書の取り交わし、入金管理などなど・・・。
こうした「面倒な作業」がネックになって、スポンサー獲得に躊躇されている指導者様も多いのではないでしょうか?
次回は、こうした煩雑で面倒な事務作業あるあるについてお伝えします。
【スポンサー営業の極意2】スポンサーは欲しいけど事務の面倒なことが多すぎる!契約が頓挫する面倒なこと4つ